タカラトミーアーツ（葛飾区青戸4）は4月25日、スマート飯（はん）シリーズの新作「スマート飯MEGA」を発売する。

　昨年9月に発売された「スマート飯」の改良品として登場する同商品。容量は以前の0.2合から0.4合へと倍増。開発を担当した平林千明さんは「以前は容量をハンドロイド0.2G（ごう）と呼んでいたが、今回は2倍になり0.4となった。まさにバージョンアップ」と話す。

　容量が増加しただけでなく、以前はふりかけなどを入れるために付属していた上部の「シークレットキャップ」も大幅に容量がアップ。これによって、ちょっとしたおかずなども同梱（どうこん）することが可能になった。

　前作ではジョブハンドルを回しながら米飯がせり出す仕様だったが、「実際に使っている姿を見ていると、完全に片手で食べられる方が便利では」（平林さん）と改良を実施。ハンドル部分に凹凸部を強調することによって、机などをこすりつけて米飯がせり出す工夫も凝らした。

　昨年販売された同シリーズはネットを中心で話題となり、発売1週間程度で初回ロットが売り切れる事態に。現在は、子ども用にドラえもんデザイン・キティデザインのシリーズなどもある。

　今後について、平林さんは「食事をする行為をもっと楽しく行えるようなアイテムを開発したい。今後も持っていて会話が弾むようなものを開発していきたい」と展望を話す。

　　カラーはグリーンの「POWDERFULLMEN」、ピンクの「POWDERFULLMEN」の2色。価格は各1,260円。全国の雑貨店、量販店、玩具専門店などの玩具売り場・家庭用品売り場などで扱う。