ネットショップ総研（葛飾区新小岩3）は4月2日、SKIYAKI（渋谷区）と連携し、EC事業者向けの新サービス「ファン・リレーション・フルフィルメント」を開始した。

告知チラシ

　インターネットショップの運営支援・コンサルティングを行う同社。今回、カルチュア・コンビニエンス・クラブ（CCC）の子会社でアーティストのファンクラブやファンサイトを運営するSKIYAKIと手を組み、サービスを展開する。

　フルフィルメントとは、通販におけるコールセンターや出荷、配送など「バックヤード」のこと。個々の専門業者への外注に頼らざる得ないEC事業者に対して同サービスは、「一元化されたフルフィルメントとファンを育成するヒントを提案する」という。サービステーマを「リピーターをいかに増やすか」とし、どうしたら対象商品のファンが増え、売り上げをアップし、原価を抑えていけるかをあらゆる確度から検証する。

　きっかけは、同社社長の長山衛さんとSKIYAKIの小澤芳久さんが別案件で対面したことから。メタルファンである両者が意気投合し、運営・コンサルを得意とする同社と、ファン獲得のノウハウを持つSKIYAKIの互いの強みを生かす新サービスを模索した。

　小澤さんは「CCCとの関係から、提携するEC事業によってはTポイントの付与なども可能。ファンとのつながり（リレーション）を強め、築くことで事業者の売り上げを倍にすることができる」と話し、長山さんは「一元化することでEC事業者のコストも抑えられる業界初の新サービス。年内中に5～6社の実績を作りたい」と意気込む。