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モデルハウスで主婦ら主催の販売会-空き物件を活用し地域貢献

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 住宅の設計、施工、販売を行うセイズ(葛飾区立石6)のモデルハウス(青戸3)で5月30日・31日、区内在住の育児サークルによる手作り雑貨の限定ショップが開かれた。

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 同イベントは、育児サークル「ちくちくの会」主宰の片山緩子さんとアルバムアドバイザーの大原友紀子さんを中心に、育児を通して知り合った仲間たちが開いたもの。毎年約1回のペースで開催し、8回目となる今回初めてモデルハウスを利用した。同日は1階リビングで作品の販売会、2階ダイニングでワークショップを行い、20~40代の子ども連れが多く訪れた。

 開催のきっかけは数年前、片山さんが市販のベビー用品を使いやすく手直しして、「ママがラクに楽しく使える作品」作りに没頭したことから。試験的に仲間5、6人と小さな販売会を催したところ、自分の作ったものが売れるという実感を持つことができ、自信につながったという。

 同日は「趣味のハンドメードを仕事にしたい」と考える8組の主婦が参加し、手作りアクセサリーや編み小物、ペーパークラフトなどを販売。同伴の子どもたちが大型テレビとソファのある部屋でくつろぐ光景も見られ、ワークショップに参加した30代女性は「友だちの家に遊びにきた感覚で、周りを気にせず楽しむことができた」と話す。

 モデルハウスでの限定ショップを行うに当たり、セイズの企画を担当する中村鮎さんは「モデルハウスの多くは平日閑散とし、有効活用の方法を考えていた。片山さんとの出会いがきっかけとなり、限定ショップのスペースとして空き物件を開放する可能性に気がついた」と話す。

 住宅購買の意欲が高い子育て世代の多くに足を運んでもらい、モデルハウスを内覧してもらうという利点もあるという。今後については「会社のコンセプトは地元密着と地域貢献。今後もモデルハウスを無償で貸し出し、地域の人に喜んでもらいたい」とも。

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