暮らす・働く

葛飾納涼花火大会に63万人-五輪見据えた世界観など表現

2014年の葛飾納涼花火大会の一場面

2014年の葛飾納涼花火大会の一場面

  • 0

  •  

 江戸川河川敷の葛飾区柴又野球場(葛飾区柴又7)で7月22日、「葛飾納涼花火大会」が行われ、葛飾区はおよそ63万人の人出があったと発表した。

花火後、高砂の商店前で中継を行うJ:COM東葛・葛飾の都築紗矢香さんと、かつしかFMの谷優香さん

[広告]

 今年で48回目を迎える同イベント。昨年は打ち上げ20分前にゲリラ豪雨に見舞われ、あえなく中止となった経緯があり、区や大会実行委員にも相当な意気込みがあった。「区民の期待も大きく、天候ももって良かった。見応えのある花火となり、葛飾の良さを知ってもらういい機会になるのでは」と青木克徳葛飾区長。齊藤勝治大会実行委員長は「1年間の休みは辛かったが、多くの人がこの花火を心待ちにしてくれていることが分かった。みんなのいろいろな気持ちを込めて花火が打ち上がる。そして喜んでもらえて、また来年に続けたい」と意気込んだ。今年はくしくも関東地方の梅雨明けが発表された当日となり、夕方、薄く雲がかかったものの、開始1時間前の時点ですでに観客席となる江戸川土手沿いは7割ほど埋まった。

 19時20分、開会式を経て青木区長と齊藤委員長の点火。今年のメーンテーマは「見たい花火がここにあり 魅せたい花火がここにある」と題し、日本古来の「和火」を楽しむものや、2020年の東京オリンピックを見据えたものなど7つの世界観を表現。地上近くで広がる光から始まり、次々と江戸川上空に大輪の光の花を咲かせ、1万3千発を打ち上げた。

 花火に伴い、地域メディアが集結した「かつしかメディアセンター」の企画も行われた。開会式を前に19時より、J:COM東葛・葛飾と、かつしかFMの特番が、それぞれのスタジオからオンエア開始。程なく江戸川沿いの点火台前に中継をつなぎ、浴衣をまとったパーソナリティーの佐藤陽子さん(J:COM東葛・葛飾)と谷優香さん(かつしかFM)が打ち上げまでの間、一つの放送でそれぞれの番組を盛り上げた。

 花火打ち上げ後、J:COM東葛・葛飾は花火の生中継がメーンに。かつしかFMではよしもと芸人「ありがとうぁみ」さんによる怪談話を放送。海水浴で起きた女性の霊の話と、ぁみさんの実体験に基づく山道の心霊スポットの話が披露された。

 花火終了時刻の20時20分、両メディアの放送は再び同時中継に。場所を花火会場から高砂南エリアの焼き鳥店「鳥笑」(高砂3)店頭に移し、地場の商店の花火限定企画を発表。中継には、鳥笑をはじめ、協力店舗の店主も集まり自店の特典をアピールした。

葛経ラジオ
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース