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堀切菖蒲園近くにアーティスト主導のアートギャラリー

複数枚のスケートボードの廃板を利用した彫刻

複数枚のスケートボードの廃板を利用した彫刻

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 堀切菖蒲園駅近くに3月21日、アートギャラリー「HHH gallery(エイチ・ギャラリー)」(小菅2、TEL 03-6662-9331)がオープンした。

もともとは水着のパット工場だった場所に設立

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 使わなくなったスケートボードを素材にした彫刻作品を手掛けるスケートボーダー兼アーティストのHAROSHIさんが、アトリエとして使っていた倉庫を改修した同ギャラリー。長年住み続けてきた葛飾エリアにギャラリースペースがないことから昨年11月、知り合いのアーティストなどに協力を呼び掛け、オープンにこぎ着けた。

 HAROSHIさんは「日本でギャラリーというと、目が肥えた美術商やオーナーがきちんといて、その人の許可のもと作家が作品展示する場所を思い浮かべるが、海外ではアーティスト主導で展示できる場がある。当ギャラリーはそんな空間にしたい」と話す。

 オープン特別展として4月12日まで、HAROSHIさんの個展を開いている。「現在展示している巨大な手のオブジェを見た人は一様に驚く。今まで堀切にアート作品を見に行こうという流れがなかった中で、ここに来てもらう意味を作る上でとても良かったと思っている。今後も、国内外のアーティストをどんどん呼んで行きたい」と意気込む。

 同ギャラリーの渉外担当者で今回の展示のキュレーターを務める半澤順子さんは「第一線のアーティストから無名の新人まで、熱意があれば誰でも幅広く展示スペースとして開放していきたい」と期待を寄せる。

 同ギャラリーのオープンを聞きつけ三重県から車で8時間かけて来たというフォトグラファーの男性は「アーティストに開かれたギャラリーに魅力を感じる。自分もいつかここで展示してみたい」と熱を込める。

 展示は4週~6週ごとに入れ替え、4月25日からは大手企業のイラストを手掛けるイギリス人イラストレーター・ジェームス・ジャービスさんの展覧会を予定する。

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