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葛飾のギフトショップ 子どもも大人もボードゲームに熱狂

大人も夢中になれる

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 葛飾のギフトショップ「シャディサラダ館白鳥店」(葛飾区白鳥2、TEL 0120-17-57-17)で6月10日、「アナログボードゲーム体験会・交流会」が開かれた。

ゲームの面白さを共有して初対面でも盛り上がる

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 同店では昨年からアナログボードゲームを取り扱うようになり、店内に6人・5人・4人掛けの3つのテーブルを配置して「ボードゲームスペース」を設けた。「気になるゲームを体験してみたい、購入前に遊んでみたい、お薦めのゲームを教えてほしい」などのニーズに応え、店内で遊べるゲームは現在52種類。その多くは購入可能になっている。

 「子どものころ、夕飯を食べ終わってみんなでトランプや挟み将棋、花札の坊主めくりなどを楽しんだ思い出がある」と同店専務の大木一弘さん(36)は昔を振り返る。「一人で遊ぶゲームと違って勝手にリセットすることはできないし、ルールを理解し守ること、辛抱強さ、自ら考え決断することや勝負の面白さを体験し『負ける』練習にもなる」と話し、「今の子どもたちに不足しがちなことを勉強や授業ではなく遊びの中で学べる」と、ボードゲームの魅力について語る。

 「遊びながら記憶力、計算力、想像力、表現力も養われるボードゲームの楽しさや子どもへの影響を体感してみてほしい」と大木さん。コミュニケーションツールとして家族や友達同士で遊ぶのはもちろんのこと、教育の場や社員研修にも取り入れられるなど、ボードゲーム、カードゲームが見直されているという。

 同店が定期的に発行しているニュースレターでは「家族で遊ぶ非電源卓上遊戯(ボードゲーム)の薦め」と題したコメントを毎回掲載している。それを見て購入に訪れた親子も同会に参加し、「子どもに電子ゲームを与えると、一人でそればかり夢中になってしまう。ボードゲームなら子どもも大人もみんなで楽しめる」と話し、年齢も職業もさまざまな初対面同士で、ゲームを通じて交流を深めていた。

 「まずはあいさつ代わりに」と始まった「赤ずきんは眠らない」は、心理戦を楽しむブラフ(はったり)ゲーム。続いて、2010年ドイツ年間ゲーム大賞を受賞し世界中に「コミュニケーション・ボードゲーム」のブームを巻き起こした「ディクシット」をプレーした。想像力駆使して得点を競うゲームで、女性にも人気が高いという。記憶力が試されるゲーム「にわとりのしっぽ」では、大人3人を相手に小学生が圧勝。徐々に参加者も増えていき、各テーブルで子どもも大人も入り交じってボードゲームに興じていた。

 大木さんは「もっと知名度を上げて多くの人に来店していただき、今後も頻繁に会を開いてボードゲームの楽しさを広めたい」と抱負を語り、「ギフトショップで扱っているからには、ぜひともプレゼントの選択肢にしていただきたい。「モノ」を贈るのはもちろん、一緒に遊んだ「コト」まで贈れるボードゲームはギフトにぴったり」とほほ笑む。

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