亀有公園(葛飾区亀有3)で3月7日・8日、「亀有わんぱく雪まつり」が開催された。
同公園はJR常磐線亀有駅北口からすぐの場所にあり、漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のモデルともなった公園。駅に程近い立地を使って商店街組合や町内会などのイベントなどが年中行われる。
同イベントは今年で4回目。開催のきっかけは六日町(現新潟県南魚沼市)の雪まつりイベントに協力し、「亀有わんぱく雪まつり」を企画した。現在は亀有五丁目東自治会の相談役である中島さんは「六日町との交流を深め、亀有にも新潟の文化を知ってもらいたかった。また亀有の子どもたちは雪遊びをする機会がほとんどなく、少しでもそういうきっかけを作りたかった」と振り返る。
会場には前日までにダンプカー6台分の雪と、雪像8台が同公園のほか、亀有駅北口の両津勘吉銅像の横に設置された。今年の積雪について南魚沼市の井口一郎市長はあいさつで、「今年は暖冬のため積雪が少なく、年々積雪が減少しているが、亀有との交流のためにもこれから雪を供給していきたい」と話す。
会場では地元小学校の吹奏楽部の発表のほか、南魚沼市の特産品を販売する物産展なども開催。多くの来場者が地元特産品を手に取った。
運ばれた雪は、雪ソリ用の滑り台や鎌倉などに姿を変え、訪れた親子連れなどに好評だった。今回のイベントを区の広報誌で知った金町在住の山崎さん親子は「娘が3歳になるが、まだ雪遊びをしたことがない。今回のようなイベントで初めて体験することができた」と貴重な体験を喜んでいた。