「テクノプラザかつしか」（葛飾区青戸7）で12月1日、2組の新郎新婦による合同結婚式が行われた。

和装の小原家

　式は「東京都美容生活衛生同業組合」葛飾支部・葛飾北支部が例年実施する「葛飾区美容まつり」の形態を今年は変更し、「おしゃれDe葛飾力！　葛飾区後援「結婚式プログラム」として「結婚式を挙げたいけれど、できなかった」人を事前に募集。和装、洋装として2組の夫婦に結婚式を「プレゼント」した。

　挙式は人前結婚式スタイルで、青木克徳葛飾区長も立会人として和装で参列。「葛飾で健康で長寿を全うして、お2人で100歳のお祝いをしてください」と2組の夫婦に「約束ですよ」と夫婦の幸せを願った。

　和装で挙式を挙げた新婦の小原直子さんは「皆さんの手助けのおかげで式を挙げられて、とても感謝しています」と話し、白無垢（むく）については「正直、重たい」とも。

　従来のイベントから挙式への変更について、同組合の田中保範さんは「区民の方に喜んでもらえる企画を考える中で『人生の思い出に残ること』として出た答えが結婚式だった。美容業界の仕事が存分に生かせる結婚式を通して思い出をプレゼントしたかった」と話す。

　同組合の細谷恒明さんは「今日の夫婦の笑顔を見た人たちが美容師を目指し、業界がもっと元気になってくれたらうれしい」と新郎新婦を見つめた。