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葛飾区郷土と天文の博物館で「セルロイド人形染付け体験」 葛飾の地場産業学ぶ

 葛飾区郷土と天文の博物館(葛飾区白鳥3)で3月5日、「セルロイド人形染付け体験教室」が開かれた。

アートな作品群

 講師は、足立区でセルロイド人形を作り続けている平井英一さん。葛飾区四つ木で両親がセルロイド玩具製造の町工場を営んでおり、跡を継いだ。セルロイド人形作りの技術「中空成型(中吹き)」ができる、日本で唯一の職人だ。

 セルロイドは昭和30年代、玩具から日用品まで多用されていた素材。特に玩具製造は、同区の地場産業で、当時たくさんの町工場が軒を連ねていたという。しかし、プラスチックの台頭で需要が減り、多くの工場が転向。時代の流れとともに、セルロイドは消滅していった。同館の専門調査員の小峰園子さんは「博物館として、当区の地場産業であったことを後世に残すために、体験をしてもらおうと企画した」と話す。

 今回の体験は「染付け」という工程で、白地の人形にアクリル絵の具で自由に絵を描くもの。小学生や親子連れ、同館のプラネタリウム上映を見に来た人たち50人が参加した。「斬新な作品がたくさん誕生し、とても刺激的」と平井さん。体験した親子連れは「葛飾区にこんな産業があったなんて、知らなかった」「子どもが楽しそう」とほほ笑んだ。子どもたちは「ふわっと軽い」「手を汚さないように塗るのが難しい」などと、作業を楽しんでいた。

 セルロイド人形の魅力について、平井さんは「手触りの優しさとぬくもりは、プラスチックとはまったく異なる。手書き、手作りで一つずつ作るものだからこそ」と語る。「セルロイド玩具が現在もあるということを伝えたい」と今後を見据える。

 同教室は年に2~3回、同館で開いている。

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