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堀切在住の作曲家、アクション映画で監督主演 ジャッキーへの強い憧れから

映画「VEGETABLE」

映画「VEGETABLE」

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 笹寿司(ささずし)レコード(葛飾区新小岩3)所属のアーティスト、庄子智一さんが監督主演を務める映画「VEGETABLE」の公開が決まった。

映画「VEGETABLE」のチケット

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 「闘う作曲家」として活動している庄子さんが映画の制作を企画した背景には、アクションスターとして活躍する傍ら自身で映画の監督も務めるジャッキー・チェンへ強いの憧れがあったから。

 具体的なきっかけは、「第7回 したまちコメディ映画祭2014」ノミネートの古新舜監督作品「洗濯機は僕らを回す」で音楽を担当した際にインディーズ映画の世界を知り、「これは面白い世界。自分でも撮ってみたいという気持ちが沸き上がったから」と話す。

 製作は昨年3月にスタート。現在は編集が終わり、庄子さんはBGMとSE制作にいそしんでいるという。

 映画の内容は、いくつになっても売れないロック・ミュージシャンの主人公JAGT(ヤクト)が彼女とけんかして、やけ酒を飲んで酔いつぶれ、売り物である野菜に手を出して、怒られ、意地を張って謝らずにボコボコにされるというもの。簡潔なストーリーの中に「ダメな男なりに『意地』と『矢面に立つこと』を見せる」という部分をコンセプトとして盛り込んだので、「男が男に憧れるようなオッサンの人間力を伝えられたらうれしい」と照れながら話す庄子さん。

 アクションに関しては素人だという庄子さんは、総合格闘家・朱里さんの蹴りを受けて肋骨(ろっこつ)にひびを入れてしまったり、元修斗世界ライト級王者の奇人・朝日昇さんに文字通り「ボコボコ」にされたりするなど、全編にわたって体を酷使した。中でも2メートルの高さからバク宙で飛び降りたアクションに関しては、「ジャッキーは、プロジェクトAの撮影の時にスタント無しで、あの時計台から飛び降りたじゃないか」と自身を奮い立たせて挑んだ。

 映画の公開に向け、庄子さんは「40歳のおっさん作曲家が『冗談抜きで命を懸けて』挑んだアクション・コメディー。アクションはもちろん、女子プロレスラーの朱里さん、総合格闘技・元世界チャンピオンの朝日昇さんが豪華に花を添えてくれた。葛飾の堀切菖蒲園に住み着いて、ちょうど10年。この映画は、大好きな堀切の河川敷から生まれた。葛飾と堀切への愛を存分に込めたので、どうか劇場で見てやってほしい」と呼び掛ける。

 「新宿 プーク人形劇場」(新宿区)で7月21~23日、公開される。チケットはホームページで購入できる。

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