
関東サッカーリーグ1部、南葛SC対桐蔭横浜大学FCの試合が5月4日、奥戸総合スポーツセンター(葛飾区奥戸7)陸上競技場で行われ、南葛SCが3-1でホーム開幕戦を勝利し、開幕4連勝を飾った。
試合前、南葛SCは葛飾区内に相撲部屋を構える大島部屋(青戸7)とコラボし、地域連携イベント「なんかつスモウカーニバル」を開催。南葛SCの選手、大島部屋の力士が、さまざまな企画を繰り広げ、地域に根ざしたクラブとして会場を訪れたファンやサポーターを盛り上げた。
試合は序盤から南葛SCが主導権を握る展開に。前半1分にはMF佐々木達也選手がいきなりシュートを放ち、ゴールへの意欲をあらわにする。前半は幾度もチャンスを作るものの、粘る桐蔭横浜大FCの守備の前にゴールは奪えない。それでも42分、左サイドのFW加藤政哉選手が蹴り込んだクロスにFW木下慎之輔選手が中央でつぶれ、こぼれたボールを佐々木選手が豪快に蹴り込んで先制点を奪った。
後半開始早々にはハンドによるPKを与えてしまい、一時は1-1の同点に追いつかれるが、58分に試合の流れを大きく変える風間八宏監督の采配が的中する。
清水エスパルスや大宮アルディージャなどでプレーしてきた元Jリーガー・FW大前元紀選手が途中出場。すると直後、大前選手のポストプレーを起点にDF田中大生選手が勝ち越しゴールを奪取。さらに後半35分には佐々木選手の右クロスに大前選手が走り込み、右足で冷静に流し込んで追加点を挙げた。
試合終盤には元日本代表・MF今野泰幸選手が投入され、冷静なゲームコントロールで締めると、試合はそのまま3-1で終了し、南葛SCが満員のスタジアムで今季ホーム開幕戦を白星で飾った。
試合後、先制点を決めた佐々木選手は「今日は自分が決めるとチームメイトに話していたので、有言実行できてうれしい。葛飾の皆さん、一緒にJFLへ行きましょう」と力強くコメントした。
次戦は5月18日、現在、勝ち点で並ぶが得失点差で首位の「VONDS市原FC」と対戦する。