
葛飾区出身の2人の落語家による落語会「葛飾の噺家(はなしか)」が7月26日、シネマ堀切(葛飾区堀切2)で開かれた。
5代目三遊亭圓馬に入門した葛飾区小菅出身の二つ目・三遊亭吉馬さんと、葛飾区柴又出身の二つ目・三遊亭仁馬さんの2人が地元・葛飾で落語の普及を目的に始めた同イベント。2人は兄弟弟子の関係で、吉馬さんが兄弟子に当たる。2018(平成30)年の第1回を皮切りに、亀有、立石、堀切など場所を変え定期的に開いており、今回は6回目となる。
今回、約3年ぶりとなる同落語会。オープンニングでは、吉馬さん、仁馬さん、それぞれの活動の話や、吉馬さんが生まれ育った同会場のある葛飾区堀切の話で盛り上がった。その後、2人がそれぞれ2演目ずつ落語を披露し、会場を盛り上げた。葛飾在住の60代男性は「地元で生の落語に見ることができ、楽しい時間を過ごせた。これからも地元を盛り上げてほしい」と期待を寄せる。
仁馬さんは「この落語会は、吉馬と仁馬、それぞれの個性が発揮されて、楽しんでもらえたのではないかと思う。落語家は自分そのものが商品。それぞれが魅力的な芸人になっていくので、これからの成長を見守ってほしい」と話す。
吉馬さんは「葛飾区全ての地域で落語をやっていきたい。落語は一番簡単に呼べる芸能の一つ。4畳半と座布団があれば、いつでもどこでもできる。できれば毎月、子どもも、若い方も、お年寄りの方も、多くの方に落語を楽しんでもらえるよう開催していきたい」と意気込む。