タカラトミー(葛飾区立石5)は10月1日、同社のヒット商品「トランスフォーマー」の生誕25周年を記念した「トランスフォーマーデヴァイスシリーズ」を発表し、24日から2商品を販売すると発表した。
トランスフォーマーは1984年に旧タカラ時代に販売開始し、国内のみならず全世界でヒットした商品。現在では国内のみならず全世界でもヒットし、世界130カ国で販売されている。2007年・2009年にはハリウッドで映画化され、1作目は7億ドルの興行収入を得るなど、同社の世界的なヒットコンテンツに成長している。
同シリーズは、誕生から25周年を迎える今年、記念商品として日産のGT-Rとのコラボレーションなども発表しており、今回も同企画の一環として企画された。同レーベルは実際のOA器具として使えるため東芝(東京都港区)と1年以上をかけて共同開発。トランスフォーマーのコンセプトでもある「ロボットは身の回りのものに潜んでいる」を具現化することによって、年齢の垣根を越えた多くの世代をターゲットにする。
10月24日に発売する「デヴァイスジャガー」「タイガトロン」は容量2ギガバイトのUSBタイプのメモリー。パソコンに装着するとデスクトップアクセサリーとしてデヴァイスジャガーとタイガトロンが現れ、ほえたり走り回ったりするなどの「遊び」の演出を施す。本体も「当然」変身する仕組み。
11月28日に発売する「デヴァイスグリムロック」「ダイナザウラー」は光学式ミニホイール型のマウス。マウスとしての使い心地を追求しながらも、8段階のステップで恐竜型ロボットへと変身する。
同社担当者は「現代社会におけるパソコンライフを遊びと驚きの力で変えていくことが今回の企画へのメッセージ。1年以上かけて開発したこれらの商品は、日本を代表する玩具メーカーと電機機器メーカーのコラボレーション。今後も変形ロボットの新たな可能性をイマジネーションとテクノロジーで追求していきたい」と話す。
価格は、USBメモリー=3,990円、光学式マウス=6,300円。全国の玩具専門店、百貨店・量販店の玩具売場で販売する。