亀有で「サンバ両さん像」のマラカス、壊される-設置からわずか1カ月

マラカス部分が破壊されたサンバ両さん像。

マラカス部分が破壊されたサンバ両さん像。

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 亀有のシンボルとして設置されている「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のメーンキャラクターである両津勘吉(両さん)をあしらった「マラカス両さん像」が何者かに破壊されていることがわかった。

除幕式当日のサンバ両さん像

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 同銅像は亀有地域の活性化のために葛飾区と地元の7商店街が共同で建立したもの。亀有には全部で11体の銅像があり、今回破壊された「サンバ両さん像」は今年3月に建立された新作。3月14日にお披露目された同銅像はわずか1カ月足らずで破壊されてしまった。

 今回破壊されたのは銅像右側についていたマラカス部分。破壊されていたのが発見されたのは18日午前で、銅像を見学に来ていた観光客が見つけたもの。銅像の目の前に店を構える「靴の東洋」(葛飾区亀有3)店主の鳥山太一さんは「心配していることだったが、心無い人間のせいで心を痛めている」と話す。

犯行は17日の夜から翌早朝にかけてと見られている。銅像の破壊は翌日になり区の職員と商店街組合の役員によって被害届を提出。警察は器物損壊の疑いで捜査を進めている。

 両さんによる地域活性化の発案者で、一連の銅像建立に携わっている「葛飾伊勢屋」店主の佐藤尚吾さんは「警察官である両さんを傷つけるとは非常識。両さんは地元に愛されているキャラクターで、まさに全国に広げて亀有をアピールしたい時期にこのニュースはショック。今後はこのようなことのないように対策を考えたい」と話す。

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