堀切菖蒲園(葛飾区堀切2)のハナショウブの1号花が5月14日、開花した。
同園は1960(昭和35)年に東京都が民間運営だった菖蒲園を買収し、有料公園として運営。その後1975(昭和50)年に区に移管され、現在は無料の庭園として区民に親しまれている。
開花したのは9番田の「波乗舟」という品種。昨年に比べて2週間遅く、開花は例年並みだという。堀切かつしか菖蒲まつり運営協議会の広報を担当している小高定夫さんは「ここ数年は開花が早く、祭りの終盤にはすべて咲き終わっていることもあった。今年は期間中に多くの花が楽しめるのでは」と期待を寄せる。
同協議会が主催する毎年恒例の「菖蒲まつり」は6月1日~20日に開催。期間中、各種イベントやパレードなどを予定し、多くの来場者を見込む。
今年は、初の試みとなる「ハナショウブのライトアップ」が9日~11日限定で行う。期間中、同園の開演時間を20時45分まで延長し、ライトアップされたハナショウブを楽しむことができる。「今回初の試みで、この地域ではない新しいイベント。多くの来場者にハナショウブの美しさを知ってほしい」と小高さん。
開園時間は9時~17時。菖蒲まつり期間中は8時~18時。入園無料。