堀切菖蒲園(葛飾区堀切2)を中心に堀切地区で現在、「葛飾菖蒲まつり」が開催されている。
約7,700平方メートルある同園では約200種・6,000株のハナショウブが咲き、区内外だけでなく外国人観光客の目を楽しませている。イベント期間中、平日は平均4,000人、休日は1万人を超える来園者がある。
今年の目玉は同園のハナショウブをライトアップする企画で、都内はもとより関東以北では初の試みだという。堀切かつしか菖蒲まつり運営協議会の広報を担当している小高定夫さんは「多くのショウブ園は土手沿いなどの大規模なものが多く、運営などの問題でライトアップなどができないと聞いている。堀切菖蒲園は手ごろな大きさで多くの種類を扱っており、さらなる知名度の向上と来場者を喜ばせるために(ライトアップを)行うことにした」と話す。
初めてのライトアップは今月の9日で、19時のライトアップ前には入場を待つ150人ほどの行列ができた。ライトアップされたハナショウブを見て歓声が上がるなど、「初日としては上々の反応」と小高さん。当日夜は2時間弱で1,500人を集めた。
ライトアップは今月11日までの期間限定で行うが、「成功したが、さらなる課題も生まれてきた。今後も行政と連携し、地域貢献のイベントを行っていきたい」と、来年以降のライトアップの検討を行っていくという。