亀有に大阪風お好み焼き店-元商社マン、次の人生考え一念発起

「女性でも来店しやすい清潔感を維持したい」と話す小田さん。

「女性でも来店しやすい清潔感を維持したい」と話す小田さん。

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 亀有に5月18日、もんじゃと大阪風お好み焼きの専門店「小夢樹(こむぎ)」(葛飾区亀有5、TEL 03-5849-5621)がオープンした。

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 同店は新しく「敬礼両さん像」が建立された亀有公園の横にあり、新築マンションの1階に店を構えた。店舗面積は27坪で、席数は48席を用意する。

 店主の小田精隆さん(49)は情報系商社で24年営業職などを経験。出店のきっかけについては、「会社員として働いていれば60歳で定年を迎えゴールとなる。その後の人生はまだまだ長い。会社員時代から常に自分の次の人生を考えていて、自分で死ぬまでできる仕事を考えていた」と話す。

 浅草生まれの小田さんは『自分の仕事』として、お好み焼きに注目。「気軽で楽しむ食事として、自分の生まれ故郷では当たり前のもんじゃとお好み焼きをメーンとした店を開きたかった。ただ食事をするだけでなく、もんじゃやお好み焼きは来店客同士でコミュニケーションを取ることが重要。そんなコミュニケーションの場所になれば」という思いで商社を退職。その後1年間、大阪風お好み焼き店で修行し開店にこぎ着けた。

 人気メニューは牛すじとコンニャク、万能ネギを使った「牛すじねぎ玉」(980円)で、小田さんに焼いてもらうこともできる。客単価は2000円を想定。開店記念で今月20日まで、グラスビール1杯とトッピング(1品、200円まで)を無料で提供している。「地元に根ざし、みんなが集う場所になっていきたい」と小田さん。

 営業時間は、平日=16時30分~24時、土曜・日曜・祝日=11時30分~23時30分。

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