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「酉の市」発祥の神社で三の酉始まる-夕方がピーク予想

同神社で取り扱われている「かっこめ」(2008年撮影)

同神社で取り扱われている「かっこめ」(2008年撮影)

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 大鷲神社(足立区花畑7)で11月26日、「三の酉」が行われる。

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 同神社は、浅草の大鷲神社などで恒例の行事になっている「酉の市」の発祥の地として知られている。その歴史は室町時代からとされており、同神社が奉る日本武尊(やまとたけるのみこと)の命日とされている旧暦11月の酉の日に物々交換などの市場として成立したのが由来。

 熊手は、農家が多い同神社で扱っていた「かっこめ」という神社札に由来する。神社の名前にも使われている鷲と利益を「わしづかみ」するという農家の多い地域ならではの意味合いが込められている。その後、江戸から明治時代にかけて熊手の装飾が出始め、現在の熊手が完成。また、同神社には昔ながらのかっこめが神社札として取り扱っている。

 同神社の浜中厚生宮司は「例年3万人程度の参拝者が集まり、多くの人が熊手を購入していく。今年は三の酉が土曜日に重なり、多くの人出が予想される。6日は朝10時から出店や熊手などが賑わい、夕方が参拝客のピークになるだろう」と予想する。

 また浜中宮司は「今年は東日本大震災などがあり、全体的に気持ちが落ち込んでいる。しかし、災害や不幸にも飲み込まれず負けない気持ちを持つためにも、縁起物やお祭りで元気を付けてほしい」と話す。

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