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金町に「パティスリー ラ・ローズ・ジャポネ」-洋菓子世界大会優勝者が開業

店舗の看板と五十嵐さん

店舗の看板と五十嵐さん

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 JR常磐線金町駅から徒歩5分の場所に3月8日、洋菓子店「パティスリー ラ・ローズ・ジャポネ」(葛飾区金町6、TEL03-5876-9759)がオープンした。

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 パティシエ五十嵐宏さんが開いた同店。五十嵐さんは、都内の有名ホテルで総製菓長を歴任し、2010年7月には「お菓子のワールドカップ」と言われ、2年に1度開催される「ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ(以下WPTC)」で日本人初となる、個人・総合部門共に優勝を果たした。40歳を迎える今年、五十嵐さんは「今まで経験したことのない世界に入りたかった」と、地元葛飾区で地域に根ざす店を目指しオープンした。

 店名は、「バラの花のような洋菓子を、いろいろなシチュエーションで食べてもらいたい」という思いから。五十嵐さんの師匠である、「ショコラティエ イナムラショウゾウ」(台東区)の稲村省三さんが作り出すバラの飴細工と出合った際に受けた衝撃と感動を忘れないため、という思いも込めているという。

 店内はテークアウトのみ。ショーケースがある店頭と厨房はガラスで区切られ、随時ケーキができるまでの過程を見ることができる。「カウンターのすし屋と同じ。お客さまには包み隠さず見てもらいたい」と五十嵐さん。そのため、ショーケースの状況をすぐに把握でき、作りたての新鮮なケーキを店頭に並べることができる。

 店内には、WPTCでの優勝作「ピクシー」(550円)をはじめ、「ロールジャポネ(カット)」(250円)などのケーキ13種類前後、焼菓子10種類、オリジナルのハーブティーやジャムなどを並べる。

 五十嵐さんは「ケーキの味だけではなく、サービスも含めこの店全体でお客さまの『楽しい記憶』になりたい。そのため、新しい試みもいろいろと計画している。そしていずれ地域のみんなの誇りになるような店にしたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は10時~19時。月曜定休。

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