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立石で「ニュータテイシサマ」作るワークショップ-夏休みに山車を製作

台車の予想以上の大きさに驚く新藤さん

台車の予想以上の大きさに驚く新藤さん

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 9月1日に行われる「立石フェスタ」に向けて、8月4日からワークショップ「立石ふしぎ発見パレード~ご光臨!ニュータテイシサマ~」が開催される。

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 立石フェスタで開催されている名物のサンバパレードに参加することをゴールとした同企画。4日から4日間かけてパレードで使う山車を完成させ、1日のパレードでは全員がその山車を引きながらパレードに参加する予定。

 山車に載せるオブジェは、地元の名前の由来となった「立石様」の新しいバージョンである「ニュータテイシサマ」をテーマとしている。立石様とは、古代東海道の道しるべとなった現在も立石8丁目に存在する石のこと。お守りとして削られたり、地盤沈下の影響で沈下したりするなどで、地表に出ているのはわずか数センチ。現在はその存在を知らない人も多い。

 今回の「ニュータテイシサマ」について企画担当の新藤君平さんは「歴史ある立石様を再現しようというのではなく、子どもや芸術家の自由な発想で新しいシンボルを制作してほしい」と目的を話す。

 ワークショップには、永畑智大さんと谷藤遥さんの2人の芸術家が子どもたちの指導に当たる。「2人とも枠にとらわれない、若い発想で楽しい山車ができると思う」(新藤さん)。

 しかし、イベントを5日後に控えた7月31日現在の募集人数は、定員30人に対してわずか2人。新藤さんは「企画として周知も行ったが、参加する人が少ないのが残念。企画自体が存続するのかとても不安」と焦りを見せる。

 ニュータテイシサマを載せる山車の土台も直前になって問題となっている。大きさ2メートル×4メートルの土台だが、「道幅を考えて通れる規模で作ったが、想像以上に大きすぎた。上に載せるニュータテイシサマのサイズを考えるとスタッフで作れるかどうか」と不安をのぞかせる。

 現在は締め切りを前日まで伸ばし、参加者を募集している。新藤さんは「今からでも夏休みの自由研究として参加してほしい。全員でお祭りを盛り上げ、まちづくりも同時に体験してほしい」と参加の呼び掛けている。

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