キャプテン翼、作者の出身地に銅像建立へ-少年時代の大空翼を製作中

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 漫画「キャプテン翼」の主人公である大空翼の銅像が、2013年春の建立を目指し計画が進んでいる。

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 同作品はサッカー少年である主人公の大空翼が、サッカーや仲間を通じて成長していく物語。連載は1981(昭和56)年から始まり、単行本は国内で7000万部以上の記録を持ち、海外でも多くのファンが存在。現在世界で活躍するサッカープレーヤーに多くの影響を与えたコミックとしても話題に上がる。

 同作品の原作者である高橋陽一さんは葛飾区四つ木の出身。高橋さんの出身校である南葛飾高等学校の通称である「南葛(なんかつ)」は、同作品の舞台となった架空の地名である静岡県南葛市の名称のモデルにもなっている。

 銅像は少年時代の大空翼の製作を目指しており、現在高橋さんとの打ち合わせを行っている最中という。区観光課の担当者は「四つ木地域の住民たちを中心にキャプテン翼を活用した地域活性を計画していた折、雑誌のインタビューで高橋さんが地元に銅像を造り地域活性をしたい旨の記事があり、今年の春から進めてきた。銅像を建立するだけでなく、この銅像を利用して地域の活性化のきっかけになれば」と期待を寄せる。

 建立場所は現在、四つ木1丁目に新たにできる公園内の予定で、「来年春を目標にお披露目のイベント開催を目指している」(同)という。

 同地域に在住している30代の男性は「この地域がキャプテン翼に由来があるのは全く知らなかった。自分もサッカーが好きで小さいころにテレビでドライブシュートに憧れた。今の身長の長い翼ではなくてホッとした。銅像の存在を通して、若い世代に『キャプ翼』の存在を再認識してもらい、よりサッカー好きな子どもたちが増えてくれれば」と話していた。

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