四つ木つばさ公園(葛飾区四つ木1)で3月30日、公園の完成披露と漫画「キャプテン翼」の主人公である大空翼像完成披露式典が行われた。
同作品は1981(昭和56)年に連載を開始し、大空翼の成長を中心とした物語。現在は日本国内だけでなく世界中でアニメ放映されていて、現役のプロサッカー選手だけでなくロナウジーニョやジダンなどスタープレーヤーなども同作品の影響を受けている。
公園内に完成した銅像の銅像は、南葛小に在籍していた当時の145センチのユニホーム姿。キャプテンの腕章をした大空翼がサッカーボールと一緒に立つ銅像となっている。重量は170キロで製作期間は約3カ月、制作費は約400万円費やした。
除幕式には地元・四つ木出身で原作者である高橋陽一さんや青木克徳葛飾区長などが出席。会場には来賓者のほか、地元住民や同作品のファンなどが埋め尽くした。
除幕した銅像を見た高橋さんは「小さいころから走り回っていた地元の四つ木に銅像ができたことがとてもうれしい。地域だけでなく、全国の人たちが銅像に触りに来てほしい」と話す。
銅像の建立については、四つ木地域の地域活性化を狙ったもので、今後は地元商店街や地域などで銅像やキャラの有効活用を協議会を通して検討・立案していく予定。青木区長は「今後も地域と高橋先生との意見を聞きながら、地域の活性化に大空翼を利用していきたい」とも。
また作品について高橋さんは「連載の再開のめどは立っていないが、大空翼がワールドカップの舞台に立ち、活躍するのがゴール」と今後の同作品の展望を話した。