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金町の日本酒バーで「理科大生フェア」好評、学生に日本酒割安で

夏のおすすめの日本酒を持つ店長の野内さん

夏のおすすめの日本酒を持つ店長の野内さん

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金町の日本酒バー「sakura-gi(さくらぎ)」(葛飾区東金町1、TEL 03-5876-5741)が行っている「理科大生フェア」が人気を集めている。

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 同店は2011年6月オープン。18坪の店内はカウンター席がメーンで、店内には日本酒のグラスや日本酒などが並べられている。中心の顧客層は30~40代。男女比はほぼ同じで、客単価は約3,000円。

 店主で利き酒師の田中隆二さんが選び抜いた日本酒を常時120種類以上用意しており、1合単位で注文できるのが特徴。1合単位の注文のほか、同店おすすめの日本酒9種を味わえる「九種盆」(980円~)や、吟醸・大吟醸などの味を比べながら飲める「利き酒コース」(1,000円~)など、「新しい日本酒の楽しみ方」を提案している。

 「理科大生フェア」は4月末に開始。約1カ月たつ。発案者で店長の野内大輝さんは「4月に理科大が設立され、若い姿を多く見受けるようになった。しかし、その世代の若い人たちは日本酒に対する意識が低く、苦手意識が多い。日本酒は日本独特のお酒。そのお酒を多くの若者に好きになってもらい、盛り上げていきたい」と経緯を話す。

 野内さんは現在店内で「若者日本酒推薦委員会」を設立。若者と日本酒をより身近にすることを目的に設立したが、現在の会員はまだ自身のみ。「会員獲得のためにもまず初めのイベントを行ってみた」(野内さん)。

 キャンペーンでは、20歳以上の理科大生を対象に、野内さんおすすめの日本酒1合を特別価格の500円で提供する。おすすめの種類はその日によって変え、来店客からのリクエストにも応じる。通常1合700円~1,000円程度する日本酒を提供することについて「まず、その日本酒の奥深さを知ってほしい。チュウハイなどと異なり、味や香りにさまざまな特徴があることを知ってほしい」と野内さん。

 店前の看板のみで宣伝してきたが、学内の口コミのためかキャンペーン目的に1日1組以上の来店客が訪れ、学生が連日来ることもあるという。「この調子で、より多くの人に知ってもらい、委員会のメンバーも増えてくれれば」と笑う。

 キャンペーン商品の注文には学生証の提示が必要。営業時間は18時~翌3時。日曜定休。

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