食べる 暮らす・働く

葛飾区内の小学生による「朝食レシピコンテスト」―入賞12作品の審査会実施

コンテストに参加した男児。大人顔負けの調理を披露

コンテストに参加した男児。大人顔負けの調理を披露

  • 0

  •  

 健康プラザかつしか(葛飾区青戸7)で1月7日、「第4回朝食レシピコンテスト」の第2次審査会が行われた。主催は葛飾区地域教育課。

審査会午後の様子

[広告]

 同コンテストは、区が推進する「早寝・早起き、朝ごはん食べよう」事業の一環。昨年7月に募集が始まり、区内在住の小学生554人の応募があった。第2次審査では書類選考で残った12人の実技審査が行われた。

 調理時間は30分~40分、審査用、試食用など4人分を提出。緊張感から解放された児童たちからは笑顔が見られた。

 審査のポイントは、「栄養バランス」「味」「調理時間」「食べやすさ」「盛り付け」など。メニューの条件は「主菜を盛り込むこと」と「栄養バランスの良いもの」の2つ。栄養バランス面から野菜をふんだんに使ったメニューが多く並んだ。

 今回初めて応募したという鈴木健太くん(11)は、普段は祖母や母の夕食の手伝いをしているという。夏休みの宿題として同コンテストに応募。第2次審査に進むに当たって、冬休みに猛特訓を重ねたというメニューは「冷蔵庫の中の即興朝ごはん」。内容は、「サラダごはん」「豚汁」「フルーツヨーグルト」と子どもから高齢者まで食べやすいもの。審査でも、祖母仕込みの華麗な包丁さばきを披露し、審査員を驚かせた。

 区教育委員会委員の杉浦容子審査委員長は「今年も力作ぞろいで素晴らしいものが多かった。家庭料理からは、時代背景やその家族の形などを垣間見ることができる。家族みんなで家で食事をするということは、コミュニケーションの一つであり、結果、絆を深めることにつながる。家族みんなで朝食をとり、楽しい一日のスタートを」と、家庭料理の大切さを語った。また「区内の小学生の朝食摂取率は90%を超えているが、大切なのはその中身。この事業をきっかけに朝食の内容を見直してみてほしい」とも。

 入賞者12人は3月13日に葛飾区役所で表彰。入賞作は2015年度「早寝・早起き、朝ご飯をたべよう」カレンダーに掲載。同カレンダーは4月より区内の小学校などで配布される。

葛経ラジオ
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース