関東甲信越地方の一部の大学で販売されている「単位パン」が現在、東京理科大学・葛飾キャンパス(葛飾区新宿6)の大学生協東京事業連合(生協)でも販売されている。
店長の遠藤芳香さんによると、「一日中、生徒たちから単位パンがあるか聞かれる」という。同大での人気も高く、当日販売分は開店から20分で完売したこともあるそう。開店直後に同パンを購入した國安政孝さんは、「今日から試験なので買いに来た」と話した。
商品が発売された経緯は、生協の店内に設置されている「ひとことカード」への投書がきっかけ。「単位が欲しい」という投書が後を絶たなかったため、製造が開始された。商品はクリームパンに、工場に2つしかない焼きごてを使い1つずつ手作業で「単位」が「与え」られる。工場では約7秒で「単位」が1つ付くそう。通常2500個の「単位」が製造されているが、土曜・日曜・祝日は7000個に上る。同一工場で全ての「単位パン」が製造されているが、各大学で味が違うといううわさも。
価格は108円。「クリームパンだが、単位はそんなに甘くない」、「取り置きはしないので、単位は自分で取りに来て下さい」などユニークなキャッチフレーズも話題で、購入したレシートにも商品名が「単位」として記載されるこだわりようだ。
同大学での販売は1月23日まで。1人1点まで。