7月24日から、葛飾区堀切の「ラッキー通り商店街」(葛飾区堀切2)で7月24日から、「ラッキー通り打ち水大作戦」が開催実施される。
「地域のみなさんに涼を届けます」と銘打ち、商店街で一斉に打ち水をする同取り組み。商店街には30個の「ひしゃく」が配られ、15時に一斉に打ち水をする。商店街の一員が所有する業務用散水車も登場し、商店街を走りながら散水を行うという。散水車は、灌水、屋上緑化工事などを施工する同商店街の企業「ウォーターズ・フォレスト」からの提供。「自社の設備で少しでも地域貢献できれば」と同社の小林亨豪社長。
同イベントの目的について、「くすりとエステの三春堂」岩崎修さんは「エコ意識を広めるためと、商店街に一斉に人が出てくる機会を作るため」と語る。「打ち水は、コンクリートやアスファルト舗装の温度を下げ、その気化熱で周囲の気温も低下させる効果がある。雨水や風呂の残り湯を再利用する昔からの風習を通して、真夏の商店街に涼をもたらすともに地球温暖化を考えたい」と話す。「シャッターの下りた商店からも人が出てきて、打ち水することで商店街自体も活気づく」とも。
7月23日には散水車のテストが行われ、水の出る量や角度、車の速度、周辺環境などを確認した。たまたま通りかかった親子連れは、「涼しい」「子どもは打ち水を見たことがないので、ぜひ体験させてみたい」と話した。岩崎さんは「今年は第1回をとにかくやってみようと立ち上がった。この経験を来年以降にもつなげていきたい。ひいては、この活動が葛飾区全域に広がれば」と期待を込める。