JR亀有駅北口の真正面にある栄眞堂書店(葛飾区亀有5、TEL 03-3605-3656)で現在、榊原勝敏さんのアート作品「うんじょうびと(雲乗人)日常の中の『くらうどまん』・・・・・」74体を展示している。
「アートは日常の中に同化し、静かに存在し続けるもの」と話す榊原さんは、同店の店主、塚越則行さんとは昔からの知り合いで、アートについて深い話ができる間柄であったことから同展示を企画した。
同店の店内を自由に浮かぶ小人たちのアート作品は大きく分けて2種類。雲を手にしたことで行きたい場所へ自由に行き、大河の上に個々が望む高度で生活をする雲乗人「くらうどまん」と、あえて着地点を見いだそうとせず、個々の価値観に心の精神の安定を浮遊しながら見いだそうとする浮遊層の人々。空に浮かぶ小人は、「世の中から浮いている俺自身かも」と榊原さん。
「日常で元気な人にアートは必要ないのかもしれないが、気持ちが下を向きかけている人がたまたま同店を訪れ、ふと上の棚を見上げた時に、胸がくすぐったくなったり、何か感じてもらえたりしたらうれしい」と話す。
営業時間は10時~22時。展示終了期間は未定。