葛飾区堀切小学校(葛飾区堀切2)で2月12日、バレンタイン給食が実施された。
同校では、5・6年生の給食委員会の指導を栄養士の中満あゆみさん行っており、委員会メンバーは毎食の給食に含まれる食品、それに伴う栄養を掲示するボードの更新を担当している。今回の給食は中満さんから1年間の活動のご褒美として、児童たちが活動の中で覚えた知識を使ってメニューを考案してもらったもの。
献立は、チョコレートを意識したエクレアパン、ハートや星形に型抜きした野菜を使った「彩りハートスープ」、マッシュポテト、イチゴ、牛乳。
母親に協力してもらい過去に給食メニューを自宅で作ったこともあるという給食委員長の瀧田あずささんは「同じメニューでも、学校で食べる給食のほうがおいしい」と話す。自分たちで考えたスープ食べた感想については、「ニンジンを型抜きした星が思ったより小さかった」とふりかえり、味は「おいしい」と満足気な笑顔を浮かべた。
男子のみで机を囲んだグループにバレンタインの話を聞くと、「エクレアパン一番うまい」という給食の感想以外に、「チョコ欲しい」「地獄の2月」という男子の本音も。
学校なので給食は教材であり、教科の一つとして考えているという中満さんは、常に学校生活と給食を結びつけるような献立を考えるようにしているという。「学校給食が子どもたちの記憶に残り、児童たちが大人になった時の食品選びに役立ってほしい」と期待を込める。