葛飾区立西小菅小学校(葛飾区小菅1)で7月14日、元北京五輪シンクロナイズドスイミング日本代表の石黒由美子さんが講演と実技指導を行った。
「夢・未来」プロジェクトと名付けられた同事業は、東京都教育委員会と生活文化局が五輪・パラリンピック教育の充実を図るため、幼児・児童・生徒がアスリートとの直接交流を通じてスポーツの素晴らしさを実感し、夢や希望を持ち続けられるようにと実施されている。
当日は同校の体育館に集まった全校生徒を前に石黒さんが笑顔であいさつし、「今日は石黒先生と呼んでくれたらうれしい」と呼び掛けてスタート。自身の体験談を伝え、「夢を持つことで毎日の生活を前向きにし、明るい姿勢をみんなに見てもらうことで人に感謝の気持ちを伝えられる」と話した。
夢を具体化するための方法として、自身が今も書きつづっているという「夢ノート」の書き方、使い方についても丁寧に説明。「自分の夢ノートに自分の夢を書き、そのために何ができるかを考えて。見えているものには必ず到達できる」と笑顔を見せた。
児童からの「勇気や元気が出る言葉はありますか?」という質問には「ありがとう」だと即答し、「鏡に向かって笑顔で『○○ちゃん大好き』(○○には自分の名前)と、自分が大好きになるまで繰り返す」と付け加えた。
講演は「自分の可能性をつぶさないで。周りの人たちを温かく守ってあげられる人になって」というメッセージで終了した。
その後、同校のプール使った実技指導では「みんなグッド」という石黒さんの声と児童たちの笑い声が響いた。