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東京理科大の学生と金町の地酒専門店、亀有で日本酒試飲イベント

集合写真

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 東京理科大の「金町食文化研究会」と金町のこだわり地酒専門店「SAKEOH 酒逢」が6月9日、亀有の防災コミュニティースペース「eme-ima(エマイマ)」で学生向けに、日本酒試飲イベントを開催した。

座学の様子

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 同イベントは「二十歳の君に贈る日本酒講座」をテーマとし、20歳になりたての若者に向けて日本酒の魅力を知ってもらうことを目的に開催されたもの。定員いっぱいの20人の学生が参加し、正しい日本酒のたしなみ方を学んだ。イベントには、「ネットで見つけて来た」と東京理科大以外の学生も参加した。

 金町食文化研究会の斎藤代表はコンセプトに「おいしく楽しく日本酒を学ぶ」を挙げ、「お酒の知識を増やすことで、より今後のお酒の場を楽しんでもらえれば」と話した。金町食文化研究会としては初めてのイベント開催。「読めない部分はあるけれど、まずは自分たちが楽しむことが一番の鍵」とイベントに向けて意気込んだ。

 イベントは座学から始まった。講義を行ったのは福岡からやって来た「繁桝」の蔵元、山下さん。日本酒の定義から日本酒の種類、日本酒の味わい方をじっくりと説明した。続いて、用意された普通酒から純米大吟醸まで10種類の日本酒について試飲が行われた。山下さんは「おいしく日本酒を飲むコツは、じゅるっと口に含んで舌の上に広げること」と話し、学生はそれぞれの日本酒の違いを感じながらじっくりと味わった。最後には試験があり、ラベルが新聞紙で隠されたAからJの日本酒について、利き酒が行われた。参加者同士の交流も見られ、親睦を深めている様子だった。成績優秀者には景品として、残った日本酒がプレゼントされた。

 酒逢の松本さんは最後に、「お酒はこれからの人生でずっと付き合っていくもの。ガバガバ飲むのではなく、正しい知識を身につけて美味しく味わって飲んでほしい」と話し、イベントを締めくくった。

 金町食文化研究会は昨年発足され、東京理科大学葛飾キャンパスの学生を中心に活動している。活動内容は、金町やその周辺地域のおいしいごはん情報を大学生に向けて提供し、発信することだ。「理科大生に有益な情報を」という部分を強調する。その中で、斎藤代表は「理科大生目線とはいえ、地域の方も楽しめるメディア。金町と理科大生の架け橋になれれば」と今後に向けた展望を話す。

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