葛飾区役所で4月15日、モンチッチモニュメントなどに必要な制作費の寄付金の贈呈式が行われた。
式には寄付者でありキャラクター商品の企画・製造を行う「セキグチ」(葛飾区西新小岩5)の関口晃市会長と青木克徳区長が出席。「夢と誇りあるふるさと葛飾基金」への寄付を行い、青木区長からは感謝状が贈られた。
同基金は1974(昭和49)年に誕生したモンチッチのモニュメント制作を目的とした基金で、JR新小岩駅に3基、西新小岩5丁目公園(愛称=モンチッチ公園)に12基のモニュメントを2021年度内に作る資金に充てられる予定。
モンチッチ公園に設置されるモニュメントは、台座を含めておよそ1メートルのスペシャル=1基、歴代のモンチッチをあしらったモニュメント=10基、水遊びオブジェ=1基の計12基。駅前のオブジェも今後、計画されるという。
寄付者の関口会長は1962(昭和37)年、同社社長に就任。モンチッチなど数多くのキャラクターを世に送り出したことでも知られる。今回の寄付について「世界中で多くの人たちに愛されていることに感謝することとともに、今回の寄付を行った。駅前や公園に設置できるのは、とてもいい機会」と話す。
贈呈式を終え、青木区長は「今回の寄付を活用してモニュメントを設置し、モンチッチに会いに来る多くの人に楽しんでもらいたい。区内外だけでなく世界中から来てもらうことを望んでいる」と期待を込める。