謎解きイベント、「『キネマの神様』×リアル謎解きゲーム『過去と未来を紡ぐフィルム』」が現在、「葛飾柴又寅さん記念館」(葛飾区柴又6)で開催されている。
映画「男はつらいよ」の世界観を再現し、撮影に使われた小道具や当時のセットなどが見学できる同館。1997(平成9)年の開設以来、およそ500万人が来館している。
謎解きゲーム企画は2019年に始まり今年で3年目。同館広報担当の井上月乃さんは「シリーズが終了して25年近くが経過し、寅さんを知る来館者が減少している。今回の企画は子どもに人気の企画を実施することで、新しい来館者を増やし、寅さんファンを作ろうと考えた」と話す。
3年目の今年は、8月6日公開の映画「キネマの神様」(山田洋次監督)とのコラボイベントとして開催。配給元の松竹の協力を得て謎解きの問題を作成している。
井上さんは「夏休み中の子どもたちはもちろん、映画ファンも楽しめる内容になっている。謎解きをしてから映画を見る、映画を見て謎解きをする、どちらでも楽しいので、ぜひ謎解きを体験してほしい」と話す。
謎解きを体験した40代会社員は「謎解きイベントは子どもが好きでよく行っている。子どもだけでなく、自分も楽しめた。現在は遠出ができないため、近隣でのイベントは子どものストレス発散にもなりありがたい」と笑顔で話していた。
開館時間は9時~17時。入館料は、高校生以上=1,200円、中学生以下=1,000円(入館料含む)。リアル謎解きゲームは9月30日まで。