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葛飾の小学校で祭りばやしなど披露 コロナ禍で子どもたちに祭り体験を

纏を持つ宝木塚小学校の児童

纏を持つ宝木塚小学校の児童

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 葛飾・宝町の宝木塚小学校(葛飾区宝町2)で10月16日、地元に残る伝統を知ってもらおうと地域住民が祭りばやしや纏(まとい)を披露した。

3つの太鼓が設置された「底抜け屋台」

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 同校近くにある宝町八幡神社(宝町2)で10月に行われるはずだった3年に1度の例大祭がコロナ禍で実施できず、同神社の氏子会のメンバーをはじめ、地域住民が「祭りは開催できなくても、子どもたちに伝統行事を見てほしい」と考え、同校創立70周年記念集会で今回の取り組みを行った。

 校庭にコの字型に座った全校児童およそ400人の前を、3つの太鼓が設置された「底抜け屋台」を引きながら祭りばやしが練り歩き、太鼓に加え、笛や鉦(かね)の音が鳴り響くと、校庭は祭りの雰囲気に包まれ、大きな拍手が起こった。

 併せて、体育館には祭り用に飾りを施された宝町八幡神社の大・中・小3台のみこしが展示され、子どもたちも見入っていた。

 同校6年の木村友祐くんは「コロナ禍で祭りができないのは残念だが、3年ぶりに見た祭りばやしや纏は豪快で面白かった。少しだけ持たせてもらった纏はずっしりと、すごく重かった」と感激した様子で話していた。

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