葛飾の子育て世帯のため、区内の施設や店舗、サービス情報などをまとめた冊子「かつしか子育てマップ」の亀有編と青戸編がリニューアルされ、3月25日、配布が始まった。

リニューアルされた「かつしか子育てマップ」亀有編・青戸編

同マップはホームページと冊子があり、今回は冊子のみをリニューアル。子連れ歓迎の飲食店、子ども用品を扱っている店、赤ちゃん連れで休憩できるところ、区の子育て支援施設などを情報のほか、習い事情報、子育て関連のNPO、ママサークルなども紹介している。

　初版は亀有編が2018（平成30）年、青戸編が2019年に発行したが、今回、街の状況も変化しているなどの点から取材し直し改訂することになった。各2000部を発行し、葛飾区内の児童館や子育てひろば、図書館、保健センター、葛飾区役所子育て支援部育成課などで配布している。

　同マップは、現役子育て中の母親4人がボランティアで作成。昨年から月1回、親子サロンを開き、地域の母親たちの生の声を聞いてマップに反映し、作成に生かしたという。

　作成委員の一人、川崎利恵さんは「前回と異なる点として、地域により違うカラー用紙を使ったこと。公園情報については、葛飾区の公園情報サイト『こちら葛飾区公園情報紹介所』から提供してもらい掲載できたこと。親子サロンに参加してくださった、現役子育て中のママさんから情報を得られたこともとても良かった」と話す。

　苦労した点については、「マップの作成に関わっている人数が4人と少なく、店や施設と直接やりとりすることが大変だった」という。「今後は区内の別の地域のママさんともつながって、取材の件数を増やし情報をさらに充実させたい」と意気込む。

　ホームページでは亀有と青戸以外の葛飾区内の情報も掲載しており、今後は今回のリニューアルした冊子の情報をホームページに反映させていきたいという。「配布場所は前回と同じ場所なので、見かけた際はぜひ手に取ってほしい」と呼びかける。