
青戸平和公園(葛飾区青戸4)とテクノプラザかつしか(青戸7)で8月1日、核兵器廃絶と世界の恒久平和を願う「非核平和祈念のつどい」が行われ、葛飾原爆被爆者の会(葛友会)の奥田萩子会長や植竹貴葛飾副区長らが出席した。
葛飾区は1983(昭和58)年、世界で唯一の被爆国として広島・長崎の惨禍を繰り返すことがないように世界の恒久平和の核兵器の廃絶を訴え、葛飾区が区民の生命と安全を守るため「非核平和都市」を宣言。1988(昭和63)年には、青戸平和公園に非核平和を願う記念塔を建立し、以前の公園名「青戸公園」から「青戸平和公園」に改名した。
当日は、同園に植えられたクスノキとクロガネモチに水を供える「献水の儀」が行われた。クスノキは、被爆後の広島市でいち早く芽吹き、市民に生きる希望と復興への活力を与え、広島市の市木にもなっている。クロガネモチは、原爆投下後の長崎の焼け野原で最初に芽吹いたといわれている。
献水の儀は1990(平成2)年より毎年行っており、今年で33回目。昨年と一昨年はコロナ禍で式典の開催は見送ったが、今年は規模を縮小して3年ぶりに開催。黙とうのほか区内の小中学生らが作った千羽鶴を献花台に供え、平和を祈った。
奥田会長は「平和は平凡なもの。昨日したことを、今日もやる。それが平和です」とし、「戦争は辛いもの、惨めなものだということを経験のある自分たちが子どもたちに伝えていくことが大切」と、平和への思いを呼びかける。