葛飾警察署は5月25日、イトーヨーカドー四つ木店(葛飾区四つ木2)駐輪場でひったくり防止を啓蒙するイベントを開いた。
同イベントは、管轄内で多発するひったくりを防止するために、注意を喚起するために行ったもの。同イベントには地域の地元町内会の会員のほか、同署を見学で訪れていた明昭第二幼稚園(堀切1)の園児約70人も参加した。
イベントには同署で誕生した「フリコマン」と「本田あやめ巡査」が登場し、紙芝居でひったくりの恐ろしさや防止策を披露。フリコマンの身振りなどに園児たちも喜び、会場をにぎわせた。イトーヨーカドー来店客も足を止め、紙芝居を見つめる場面も。たまたま立ち寄ったという30代の女性は「ヒーローはもう少しスリムかと思っていたら、意外とふっくら(笑)。でも、葛飾らしい親しみのあるキャラクターで好感がもてる」と葛飾発の新ヒーローに好感を寄せた。
イベントの最後では園児とフリコマンの記念撮影や、参加者には防犯ネットの無料配布なども。同署生活安全課の二瓶課長は「管内で発生したひったくり事件は今年に入って28件。都内の警察の中でもワースト5に入る。このイベントでよりひったくりに対する意識を高めてほしい」と話した。