葛飾区立亀有中学校(葛飾区亀有1)で2月9日、アイザワ証券(港区)と亀有信用金庫(亀有3)が金融リテラシー授業「楽しく学ぶお金と仕事」を行った。
同授業は同校2年生118人を対象に、「お金の役割」から「株式会社の仕組み」まで、「家計」と「会社」「自治体」の中でお金がどのように循環しているかを、「1億円の重さ当てクイズ」などを交えながら進行した。
同校2年の中村稜介君は「教育資金にかかるお金の額に驚いた」、同じく2年の大沢悠斗君は「人生でいくらお金が必要なのか、普通の中学校生活の中では得られない話を聞くことができた」、2年の石坂日向子さんは「銀行に預けたお金が投資に回っていることを初めて知った」と、それぞれ感想を話した。
講師を務めたアイザワ証券、入社2年目の松井彩耶加さんは生徒たちに「将来の夢」を問いかけることから授業を始めた。「初めての経験で緊張したが、自分が日頃の業務の中で、金融についてどれだけ理解できているかを知る良い機会になった」と振り返る。
亀有信用金庫の佐川智香さんは「金融の専門用語を中学生にも分かりやすく伝えることを心がけた。生徒たちの反応が良く、担当した50分の授業があっと言う間に終わってしまった」と手応えを述べた。