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東京かつしか赤十字母子医療センター、70周年記念で俳句コンクール 各賞決まる

東京かつしか赤十字母子医療センター職員の皆さん

東京かつしか赤十字母子医療センター職員の皆さん

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 東京かつしか赤十字母子医療センター(葛飾区新宿3)が2月10日、創立70周年を記念して行った「俳句コンクール~いのちのあいだでつなぐ母と子のメッセージ~」の各賞を発表した。

「東京かつしか赤十字母子医療センター」外観

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 同センターは1953(昭和28)年、「葛飾赤十字産院」として立石に設立され、長年にわたり周産期に特化した医療を提供してきた。2021年、長年の課題だった建物の老朽化と狭あい化を解決するため葛飾区新宿(にいじゅく)へ移転。これを機に院名を「東京かつしか赤十字母子医療センター」に改め、地域の周産期医療の中核を担っている。

 創立70周年記念事業として行った同コンクールには、全国から2599句の応募があった。その中から選ばれた母子日赤大賞は「汗ばむ子 抱きて一票 投じけり」(東京都・睡睡さん)に決定。生後4カ月の娘を抱えて行った2022年参議院選挙への思いを詠んだ一句に、選者を務めた俳誌「知音」代表の西村和子さんは「子育て最中で毎日大変な時期でも、選挙には一票を投じる意識を失っていない。そんな若き母親の人物像が見えてくる句」と評した。

 同センター総務課の昆野正喜さんは「全国47都道府県から2500を超える句が届き、感謝の気持ちでいっぱい。今回の70周年で終わりではなく、これからの80、90、100周年に向けてのスタートとして改めて頑張っていきたい」と話す。

 創立70周年記念のあいさつで、三石知左子院長は「コロナ禍も3年となり先の見通せない世の中であることに加え、急速に少子化が進む厳しい状況だが、『母と子とその周りの人々のための病院』として末永く信頼され愛されるよう、全職員が努力を続けていく」と決意を新たにする。

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