「無人古着屋 かぞくのふるぎ」（葛飾区青戸5）が3月7日、葛飾・青戸にオープンした。

「無人古着屋 かぞくのふるぎ」レディースコーナー

　コンセプトは「家族みんなが着られる古着」。ブランド物をメインに、メンズ、レディース、キッズ向けの古着を取り扱う。7坪ほどの店内におよそ700点の古着を取りそろえ、ほぼ毎日補充しているという。価格帯は500円～3,000円が多く、ハイブランドでも1万以下の価格に設定。店内には試着室も設ける。券売機で服の価格分のチケットを購入するかPayPayで精算する。

　店主の高木公子さんは以前、アパレル会社で働いていた経験から、海外からブランド服を並行輸入で購入しネット販売を行っていたが、「さらに事業を拡大したい」と考え、人件費のかからない無人古着店を思いついたという。

　高木さんは「吉祥寺など東京の西側には古着の無人販売店があり、販売形態がとても面白いと思った。このような店は地元の葛飾にはなかったので店を出した。不要になった古着を販売するのではなく、ブランド物を手頃な価格で販売している」と話す。

　「年配の方や家族連れの利用が多いが、周辺には学校も多く、最近は学生など若い人も多い。ブランド物メインでキャップやバッグなどもある。ゆっくり楽しみながら選んで、おしゃれに着こなしてほしい」と高木さん。「将来的には店を増やしていきたい」と意気込む。

　営業時間は10時～20時。