葛飾区が運営するシニア活動支援センター(葛飾区立石6)に10月12日、「ベイブレード」を楽しめる環境が用意された。タカラトミー(葛飾区立石7)との「地域活性化を目的に連携・協力する協定」の一環。
ベイブレードは1999(平成11)年にタカラトミーが発売した現代版ベーゴマで、世界80以上の国と地域で楽しまれている。2000年代初頭に全国の小学生を中心に流行し、現在は子どもから大人まで幅広い層が楽しんでいる。区と同社は9月に区内27の児童館へ設置、今回はシニア層による対面でのコミュニケーション促進を目的に同センターへ設置した。
同センターへ設置したのはベイブレード専用のスタジアム「エクストリームスタジアム」2基と、7月に発売された最新シリーズ「BEYBLADE X (ベイブレードエックス)」のコマ4個。当日はベイブレード開発者の一人であるタカラトミー・高坂遊太さんが、ベイブレードがベーゴマからどのように進化したかについて話し、シニア層の参加者は実際にベイブレードで対戦する「ベイバトル」を楽しんだ。また、参加者から高坂さんがベーゴマを教わる場面も見られた。
参加した76歳の土井正吉さんは「削って自分好みにするベーゴマとカスタマイズできるベイブレードは似ていると思った。とても楽しくて体も温まるので、健康や認知症予防にも良さそう」と話す。
高坂さんは「ベイブレードは世代を超えて楽しめると改めて実感した。今後もコミュニケーションツールの一つとして楽しんでもらえれば」と期待を込める。