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葛飾で「ソラキュー」動作検証モデル展示 タカラトミーの技術生かし開発

葛飾区郷土と天文の博物館・学芸員の小峰園子さん

葛飾区郷土と天文の博物館・学芸員の小峰園子さん

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 葛飾区郷土と天文の博物館(葛飾区白鳥3)で現在、月面着陸に成功した超小型の変形型月面ロボット「LEV-2(レブツー)」(愛称=SORA-Q(ソラキュー))動作検証モデルが特別展示されている。

「SORA-Q」動作検証モデル

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 ソラキューはタカラトミー(立石7)が、JAXA、ソニーグループ、同志社大学と共同開発し、タカラトミーの玩具「トランスフォーマー」の技術などが組み込まれている。JAXAの小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」に搭載され、「H-IIA ロケット47号機」により、種子島宇宙センターから昨年9月7日に打ち上げが成功。1月20日、「スリム」が月面に着陸、ソラキューが月面に放出されたことが確認され、その後、自律的に撮影した写真を地球へ送信した。

 同館では、宇宙や天文学を学ぶきっかけにしてもらうことを目的に、「ソラキュー」動作検証モデルを展示。ソラキュー1分の1スケールモデル「SORA-Q Flagship Model」の実演イベントも行い、ソラキューと同様の動きを見ることができるほか、ソラキューのプロジェクトについても解説する。

 同館学芸員の小峰園子さんは「葛飾はもの作りの街で、昔から玩具産業が盛んだった。この葛飾の技術が宇宙探査に生かされたことをもっと地域の人に知ってほしい。この動作検証モデルはとても貴重なもの。見ることができるのは今だけなので、ぜひ実際に見てほしい」と呼びかける。

 開館時間は火曜~木曜・日曜・祝日=9時~17時、金曜・土曜=9時~19時。月曜休館。実演イベントは日曜の12時30分~12時45分と15時35分~15時50分の1日2日。参加無料(入館料別途)。4月14日まで。

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