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堀切に自転車メンテと紅茶の「ゆいの壁」 地域の人と自転車好きが集う店に

店主の村純一さんと奥様

店主の村純一さんと奥様

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 自転車メンテナンスと紅茶を提供する「ゆいの壁」(葛飾区堀切3)が葛飾・堀切にオープンして、5月6日で1カ月がたった。

「ゆいの壁」自転車メンテナンスの様子

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 店主の村純一さんは自転車専門店でメカニック担当として約16年勤務。自転車を修理している間に手持ち無沙汰な様子の客を見て、「お茶を飲みながら待ってもらえる場所があれば」と思い、自転車メンテナンスと、日本紅茶協会認定のティーアドバイザー・技術主任を務める自身が愛飲する紅茶の両方を楽しめる店を開いた。

 店名はベルギーの自転車レース「ラ・フレーシュ・ワロンヌ」の名物であるゴール前の坂「ユイの壁(Mur de Huy)」から。村さんは「自転車乗りの人が見ればピンとくる名前。まずは興味を持ってもらえたら」と話す。開店当初は紅茶と軽食を楽しむ地元客が大半を占めていたが、徐々に遠方から訪れるサイクリストが増えているという。

 紅茶は「ダージリン」(500円)、「アッサム」(450円)などのレギュラーメニューのほか、村さんこだわりの銘柄やハーブティーなどを含め25種類以上をそろえる。人気のサイドメニュー「フレンチトースト」(600円)は、ベルギーの石畳をイメージしたデザインを施す。カラフルなシロップと「リッチな」バニラアイスを使った「ちょっと大人のクリームソーダ」(650円)は幅広い世代に人気があるという。

 店内に設けられた自転車のメンテナンススペースでは、一般的なシティーサイクルからプロ仕様のロードレーサーまで、あらゆる自転車の悩み事に対応する。「少し異音がする程度でも気軽に相談してほしい。しばらく乗っていない自転車の点検も歓迎」と村さん。ロードレーサーの点検に訪れた地元の60代男性は「近くに自転車のことを気軽に見てもらえる場所ができたのはうれしい。これからもいろいろ相談したい」と喜ぶ。

 今後について、村さんは「地元の皆さんと仲良くさせてもらえたらうれしい。全国のサイクリストの皆さんが、たまに足を運んでくれる店になれれば」と意気込む。

 営業時間は10時~18時30分。

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