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葛飾区公式TikTok、伝統産業の「たわし作り」動画が200万回再生超える

葛飾区公式TikTokを管理する葛飾区広報課の坂井昌弘さんと島田美星さん

葛飾区公式TikTokを管理する葛飾区広報課の坂井昌弘さんと島田美星さん

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 葛飾区公式TikTokアカウント「なんかいいよね、葛飾【公式】」の投稿動画「棕櫚(しゅろ)たわしの作り方」が6月中旬、200万回再生を突破した。

葛飾区公式TikTok「棕櫚たわしの作り方」

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 葛飾区公式TikTokは昨年6月に投稿を始めた。同アカウントを管理する葛飾区広報課の坂井昌弘さんは「定期的な広報誌の発行や他のSNSを使った情報発信も行っているが、それだけでは届かない若年層を中心とした層にリーチすることで、まずは少しでも葛飾区に関心を持ってもらうために公式TikTokを立ち上げた」ときっかけを話す。現在は、ホリプロデジタルエンターテインメント(目黒区)と共同で運営している。

 「棕櫚たわし」は、サガラ(葛飾区宝町2)の伝統工芸士・佐柄真一さんと、弟の誠二さんが昔ながらの手作りで作っており、葛飾区指定伝統工芸品に指定されている。6月6日に投稿した動画は、心地よい音を奏でながら、一つ一つ手作りするたわし作りの工程を紹介する内容。再生回数は、6月25日現在で241万回まで伸びており、国内だけではなく海外からの視聴も多く、コメントも多数寄せられている。

 ホリプロデジタルエンターテインメント・ソリューション事業部の鈴木邑菜さんは「これだけの再生数は、棕櫚たわし作りにかける佐柄さん兄弟の思いが、動画を通してさまざまな人に届いた結果だと思う。今後も葛飾の魅力をたくさんの人に届けていきたい」と話す。

 葛飾区広報課の島田美星さんは「まさかこれほど再生回数が伸びるとは思っていなかった。外国からの視聴も多くうれしい」と言い、坂井さんは「一つ一つの投稿動画を分析しながら、今後も伝統産業や町工場など、葛飾ならではのものを区内外に向けて広く発信していきたい」と意気込む。

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