亀有香取神社(葛飾区亀有3)で12月14日、地元の子ども会を集めて焼き芋大会が行われた。主催は亀有御輿協議会。
同協議会が主催する焼き芋大会は恒例イベントで、亀有地区の12月の風物詩として定着化しつつある。当日は協議会メンバーが午前4時ごろから集まり境内の敷地内にあるイチョウなどの落ち葉を集め、焼き芋に使われるサツマイモにアルミホイルを巻くなど、子どもたちが来る前の準備を行った。
9時を過ぎると亀有周辺の子ども会を中心に呼びかけた小学生たちが集まり、境内の清掃などを手伝い焼き芋づくりに参加した。約800本近く用意した焼き芋は子どもたちや関係者に振る舞われ、寒空の亀有に暖をもたらした。
同神社宮司の唐松範夫さんは「みこしを担ぐだけでなく協議会では地域文化の貢献なども行っている。近年では法令や近隣住民の問題で落ち葉を焼く風景が見られなくなったが、この機会に子どもたちもさまざまなものを学んだと思う」と話す。「今後とも文化的行事を増やし、地域との交流を深めていってほしい」とも。