オリジナル純米酒「葛飾の花」お披露目-酒造店社長の講演会も

「葛飾の花」を試飲する来場者たち。すっきりした味わいと華やかな香りが特徴的で、常温やぬる燗で楽しむことができる。

「葛飾の花」を試飲する来場者たち。すっきりした味わいと華やかな香りが特徴的で、常温やぬる燗で楽しむことができる。

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 葛飾区郷土と天文の博物館(葛飾区白鳥3、TEL 03-3838-1101)は10月13日、この秋完成した純米酒「葛飾の花」をお披露目した。

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 同商品は、同館が主催して活動する「葛飾酒造り本舗」が昨年の田植えから酒造りに携わってきたもの。収穫された240キロの米は、4合瓶(720ミリリットル)換算で300本の酒が完成した。名前には同区の区花であるショウブを入れ、ラベルには同館が所蔵する2代目歌川広重の絵を起用した。製造した300本は岩下商店(福島県東白川郡)で取り扱っていたが、販売開始後すぐに完売した。

 当日はお披露目を兼ねた試飲会と、酒造りを担当した酒造店(福島県矢祭町)社長の藤井健一郎さんが講演を行った。講演会には同本舗のメンバーを含め約120人が参加。講演は日本酒の製造過程から歴史、日本酒のおいしい飲み方や保存方法など多岐にわたったほか、藤井さんは「日本酒のおいしい味わい方を知ってもらい、さらに日本酒を好きになってほしい」と話した。

 講演会の最後にはカップに入った「葛飾の花」と、同店で使われている仕込み水が振る舞われた。会場は酒の味を楽しむ参加者でにぎやかになり、各々の感想を述べる和やかな雰囲気で終了した。

 同本舗のメンバーでもある自営業の飯塚光三さん(71)は「軽くてすっきりした味わいでうまい酒に出会えた。自分が製作に携わったと思うと感動する。次回もぜひ参加したい」と話す。

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