葛飾区の高校球児がドラフト指名受ける-「早く合流したい」と意気込みも

ナイター練習で素振りする三ツ俣選手

ナイター練習で素振りする三ツ俣選手

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 10月29日に行われたプロ野球ドラフト会議で、葛飾区出身で修徳高校(葛飾区青戸8)3年の三ツ俣大樹選手(18)がオリックス・バファローズから2位指名を受けた。

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 三ツ俣選手は葛飾区堀切の出身。野球好きの父の影響で6歳からリトルリーグに入り、野球を行ってきた。「小学生のころは野球が楽しくて仕方なかった。練習はきつかったが小学生のときはやめようと思わなかった。もっとも厳格な父なのでやめようと思っても言い出せなかったと思う」と当時を振り返り、笑う。

 高校は都内でも強豪校で知られる修徳高校に入学。1年の秋からレギュラーメンバーになり、3年生では4番ピッチャーとして活躍し、今年の夏の東京都大会の決勝まで導いた。三ツ俣選手は決勝戦で7回まで力投。7回には自身がヒットを打ち一時逆転に成功。しかし8回に投球中に足のけいれんを起こし降板。その後関東一高に逆転負けされ、甲子園への夢が途絶えた。

 夏の試合後については、「まずは気持ちを落ち着け、体力づくりにいそしんだ。試合後は友人たちが積極的に遊びに誘ってくれ、多くの人が励ましてくれた。とても力になった」と話す。野球以外でも身体を動かすのが好きな三ツ俣選手は「夏休み中は仲間とボーリング場や野球以外のスポーツも行った。3年生は引退になったが、後輩たちと一緒に練習に参加して基礎体力の向上を目指した」とも。

 オリックス・バファローズの指名はインターネット中継を見ていた友人から報告があったという。指名については、「まさか早い段階で指名がくるとは思っていなかった。内野手として高く評価してもらって、とてもうれしい。プロ野球選手になるのが自分の長年の夢。やっとそこに近づいてきた」と。

 目標としている選手については、「(千葉ロッテマリーンズの)井口選手。自分にとっての大きな目標」と話す。今年日本ハムファイターズにドラフト指名された斎藤佑樹選手については、「いつかバッターボックスで戦いたい相手。斉藤選手だけでなく、ダルビッシュ選手などもぜひ対戦したい」と夢を膨らませる。

 今後について、「ホームランを大きく打つ選手ではなく、打率を残せる選手になりたい。早く1軍に上がって活躍したい。早く先輩選手たちと合流し、野球の世界に漬かりたい」と抱負を語った。

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