亀有香取神社(葛飾区亀有3)で2月3日、毎年恒例の節分祭が執り行なわれ、地元の住民を中心に多くの参拝者が訪れた。
同祭は14時から16時の30分間隔に5回行われ、町会の代表者や今年の年男・年女のお祓いを行い、毎回来場者に菓子などを振る舞われた。
亀有地方は雨が少なく、35日連続で乾燥注意報出るほど空気が乾燥。神社境内でも人が動く度に砂ぼこりが上がり、多くの人はマスクなどを着用していた。地元の50代の主婦は「晴れて気候はいいけども、多くの人がせき込んだり乾燥しているのを感じる。福をもらうのと一緒に雨乞いした」と話す。
14時から参加した小学5年生の女児は「今年もいっぱいお菓子をもらってとてもうれしい」と話し、「一番怖いのはお父さん。門限など厳しくていつもしかられる」と家庭内の鬼について話した。
また60代の男性商店主は「自分自身は地元でもう何十年も行事に参加している。このような伝統文化に触れる度に背筋が伸びる気持ちになる」と話す。一番怖い存在については、「不景気。みんなの気持ちが縮こまってしまい消費も伸びない。不景気を追い払い、早く福が来てほしい」と節分に思いを寄せた。