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亀有香取神社の例大祭、日程決まる-地元住民の要望受けて

昨年の例大祭の様子

昨年の例大祭の様子

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 亀有香取神社(葛飾区亀有3)の本年度の例大祭の開催日が、9月17日・18日の2日間に決まった。

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 同神社は1276年に鎮座してから約730年の歴史を誇る亀有の総鎮守。亀有駅南口から徒歩5分ほどの場所にあり、年間40万人ほどの参拝者が訪れる。近年ではテレビなどで、「美脚の神様」「宝くじ祈願」などで紹介され、参詣客を増やしている。

 亀有地区でも最大規模のイベントとされている同祭は、例年3万人以上訪れる。同神社宮司の唐松範夫さんは「観光で訪れる人も多いが、地元出身で遠方に引っ越した人がみこしを担ぎに帰ってくる人が多いほど、参加型の祭りになっている」と話す。

 今年は東日本大震災の影響で開催が危ぶまれていた。「地元住民からの要望が非常に多かった。この祭りは地元の人たちの交流の場になっている。亀有も震災の影響は少なからず出ており、気分が落ち込んでいる人も。少しでも地元の元気を活性するきっかけになれば」

 今年の見どころは17日夜に、各町内会のみこしがライトアップされ巡航する北口連合渡御と、18日夕方にみこしが神社に集まる宮入り。どちらも大勢の参加者が集まり、祭りの熱気を感じさせるイベントになる。

 亀有出身で現在西三睦会でみこしを担いでいる花島敏行さんは「戦後の1951(昭和26)年ごろから現在のみこしが作られており、その際は戦後の復興を祈願して作られた。震災の影響で自粛する祭も少なくないが、本来みこしは無病息災・五穀豊穣(ほうじょう)を祈願するもの。地域は離れているが、今年はその気持ちをもってみこしを担ぎたい」と話す。

 「現在、例大祭に向けてイベントを思案中」と唐松さん。「詳細が決まり次第お知らせしたい。地域が盛り上がってみんなが集まるイベントになれば」(同)。

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