葛飾区郷土と天文の博物館(葛飾区白鳥3)で1月5日、「かつしか郷土かるた大会」が開催される。
同かるたは今年2月、区教育委員会とワークショップに参加した区民などの手によって作られたもの。かるたの内容には自然や産業、文化や歴史など地域性に特化したものが並ぶ。かるたには44の読み札と絵札がセットとなっている。今回の絵札には、世界的な切り絵画家の辰巳雅章さんが携わった。
同かるたは区内の小中学校内で行われる郷土学習の一環として使われるほか、500円で区内各所で販売も行っている。販売数に関しては上々で、生涯学習課の塚本麻衣子さんは「予想以上の売れ行き。500円という安価な設定もあるが、なじみのある言葉とデザインが評価されているのでは」と話す。
同大会は、かるたが出来上がってから初の大会。全4試合あるが、「人気があり、現在は午前の小学生の部に若干の空きがあるほど」(塚本さん)と盛況だという。優勝者には奥野かるた店(千代田区)が特別制作した賞品が提供される。
問い合わせは生涯学習課区民大学担当係(TEL 03-5654-8475)まで。