タカラトミー(葛飾区立石7)は9月10日、「リカちゃん 八重の桜バージョン」を発売した。
今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」とコラボレーションした同商品。同日にリニューアルオープンするタカラトミーのオンラインショップ「タカラトミーモール」の目玉商品として限定1000体を用意した(タカラトミーモールでの受注は終了)。
大河ドラマ「八重の桜」は、福島県会津出身で戊辰(ぼしん)戦争では女性ながらに銃を持って戦い、後に「幕末のジャンヌダルク」と言われ、維新後は「ハンサムウーマン」と称され時代をリードした女性・新島八重(にいじまやえ)の生涯を描いた作品。
デザインは「八重の桜」スタート時に発表されたポスターの八重の印象的な姿がモチーフ。黒髪を一つに結び、はかまに胸当て、腕には防具を装着し、桜が刺しゅうされた鮮やかなピンク色の着物を羽織る。足元は足袋に草履を履いている。さらに世界観を演出するために刀、銃、「什の掟(じゅうのおきて)」もセットにする。
「什の掟」とは、「ならぬことはならぬもの」と総括される会津の師弟教育七カ条。人材育成の指標とされた強い教えで、会津武士のかたぎとしても言われている。
開発の経緯は、生涯自分の可能性に挑み続け、全ての人の幸福を願ったヒロインに敬意を込め、また、リカちゃんが1993年に福島県小野町の「町おこしプリンセス」に認定されたことから、福島県とつながりのあるリカちゃんが日本の女性たちにエールを送れればと企画したという。
価格は3,990円。NHKショップで扱う。